
「14 年の停滞期からの脱出」の経緯についてお話したいと思います。
まず初めに誤解がないようにお伝えしておきます。
それは私が初心者レベルから 4 か月で仏検 1 級に一発合格したわけではなく、14 年前にすでに仏検準 1 級に合格していたということ。
つまりある程度の素地がありました。
また英文法同様にフランス語の文法にも比較的強かったのでフランス語の講師もしていました。
ただ 14 年間フランス語教室に通うことはなく、仏検 1 級の問題を解いたことは一度もありませんでした。
というのも、仏検準 1 級の合格が合格点ギリギリだったので、これが自分の限界、自分にはこれ以上の伸びしろはない、と思って一級合格は諦めていました。
また、フランス人の友人がいたり、旅行などでも困ることがなかったので、「まあ、これくらい話せればいいんじゃない」と思いながらも、フランス語のニュースを耳にした日には全く何を言っているのかわからず「こんなことがわかるのは帰国子女や長期でフランスにいる人だけよね」と思っていました。
「留学もしたことがなければ長期滞在もしたことがない私が今さらフランス語のニュースがわかるようになるなんてムリムリ!あきらめよう!」
今から思えば留学と長期滞在経験がないことを言い訳に自分で自分の限界を決めていたように思います。
さて、そんな私でしたが 44歳の時にある転機がありました。
それは「朋子先生みたいな人が通訳になったらいいのに」という
一言を言われた時でした。
留学も長期滞在経験もない私が通訳なんかになれるわけがないでしょ???
当時の私にはその3年後に「通訳者」と書かれたカードホルダーを首から変えてフランス語の通訳者として働く自分を想像することはできませんでした。
通訳学校の門を叩いてから通訳者として働くまでの経緯をぜひ読んでいただきたいです。
私のように「私にはムリ」と思っている方には特に読んでいただきたいです!!